*志波ドリーム長編連載完結を迎えて*


 みなさまこんにちは。管理人のHOLYです。
 このたび無事に(……でもないか)志波のドリーム小説を完結させることができました。
 若王子ドリームに引き続き、温かい拍手やコメントに支えられたお陰だと思ってます。ありがとうございます!

 ここでは若ドリあとがき同様、製作裏話のようなものを紹介していこうと思います。
 興味ある方はおつきあいください。


 ◎連載開始早々、駄目だしされた主人公性格(笑)

 確かにクセの強いキャラでした。ドリーム小説って好きに名前変えられるんだから、普通は自身を投影しやすいクセのないキャラ設定にするのが基本ですよね。
 実際若ドリの水樹はそれを意識してましたし。
 でも2作目となる志波ドリは、もう少し自由に書いてみたいという気持ちと、志波のあの独特の設定やキャラを存分に使いたい! と思って主人公の設定も濃くした結果……。
 おもいっきり嫌われました(笑。……と言いたいのですが、当時は本気で凹みました)。
 それでも「こなくそ!」(死語)と思いつつ書き続けて、あっさりへこたれて、ご存知の方もいるかと思いますが、主人公変更したほうがいいですか?アンケートを実施したというわけです。
 いや、嫌いは嫌いでいいんですけど。中には「あんな主人公の作品読まされて不快」というコメントされる方もいまして。なんで読む自由を駆使するのに読まない自由は使わないんだろ? と首を傾げつつも注意書きを増やしたりとか。
 いろいろサイト運営を考えさせられた作品と主人公でした。
 とはいえ、アンケートでは「あのクセの強さがいい」「素直じゃないところが可愛い」と応援メッセージも多々いただきまして、当初の主人公像で突き進むことに決めて書き上げて。
 今では本当にあの時主人公を変えなくてよかったと思ってます。
 迷っていたとき、どちらの主人公に投票したかにかかわらず、優柔不断な管理人にご協力くださった120数名のみなさま、ありがとうございました!!


 ◎オリジナルキャラが出張ってしまってスイマセン

 志波ドリは当初予定していた以上に、公式にはないキャラクターが出張ってました。
 まぁ弟のシンと親父と、若ドリから出てたチョイ悪親父(これもそろそろ死語か?)は予定通りだったんですが……。
 野球部を初めとして小石川に平賀(名前をつけるのはギリギリまで避けたんですが……)、体育祭のE組の彼、肉屋の親父、商店街のメンツ……。
 書き上げたあと、ちょっと好き勝手しすぎたと反省してます。GS2関係なさすぎだろと。……反省。
 でも心優しい読者さまの中には「シンが好きです!」とか「シンと小石川のその後が気になります!」などと嬉しいコメントくださる方もいらっしゃいました。
 GS2サイトでオリキャラだけの話を書くのもどうかと思うので、その話はオリジナルサイトを立ち上げたときにでも書きたいと思います。お待ちくださいw


 ◎家の裏設定

 書き始める前にちょこちょこ設定したんですが、書いてるうちに矛盾がどこかに発生していること大(笑)な設定です。
 とシンははばたき市出身です。は5歳まではばたき市にいて、真咲や志波と遊んでました。真咲とは父方の従兄弟です(……だった気がする)。
 5歳のときには母に連れられフランスへ。シンは父の都合で国内の別の町へ引っ越しました。はそれから日本にちょこちょこ帰りつつも、フランスやオーストリア、アメリカあたりを行き来して音楽の勉強をします。
 そして12歳のときにアメリカで事故に合い、母が他界、帰国。中学校から日本の学校に入学しますが大陸的性格と芸術家にありがちな気難しさが災いして馴染めず。
 陰湿ないじめこそなかったものの、息苦しさを感じて不登校となります。その間、シンはあの性格なので元気に中学生野球を楽しんでました。
 ……あれ? リトルリーグって何歳の頃やってたんだ? しかもはばたき市にいた頃にしてたはずじゃなかったか?
 という疑問を自分で思いながらそれは置いといて(逃避)。
 先の見えない状態で殻に閉じこもってるを見かねて、親父は転職の一大決心。はばたき市に戻ってきます。そして続きは本編へ。
 話し相手もいない土地から、真咲やかっちゃんや大好きな人がいるはばたき市に戻ってきたは躁状態。だから最初だけ無意味にはしゃいでいたんですね……あとづけの無理矢理設定じゃないですよ……多分。
 ちなみに。
 なんとセイとは従姉妹だったりします。母方の従姉妹。の母とセイの父が実の姉弟です。
 音楽の才があり実家が資産家の水樹家出身な母は、学もなくちょっとヤンキー(死語)な父と駆け落ち同然で結婚して、水樹の家と絶縁状態で、だからセイとはお互い知らない同士なのです。あはははは。
 水樹の家を継いだのはセイの叔父さんで、長男のセイ父は長年の夢だった建築家になる道を選んでます。だからセイは勤労学生。
 一応母の葬儀で一度顔合わせしてるはずなんですけどね……。セイ家族の葬儀は出席拒否されて(叔父さんが父嫌い)弔電しか打ってません。
 ……ほんとうに本編に関係ない裏設定ですね。


 ◎テーマ曲。

 若ドリのときはいろいろなテーマ曲があったんですが、志波ドリは少ないです。
 コブクロの「永遠にともに」とZARDの「心開いて」とIwishの「明日への扉」。
 最後のは若ドリでもテーマ曲として挙げてましたが、前2曲はもうもう言うことなしですね。強いて言うなら永遠にともにが志波の心意気で、心開いてがの心情。
 痛みを感じても大丈夫、強くなろうね、がんばるよってな感じの曲があってるかなぁと思います。


 ◎今後の予定
 アルバムモードの作成を……といいつつ、若ドリの方も全然進んでませんで……。でもそちらに着手します。
 そして完結後の小話をちょこちょこと。
 ……みなさま、お待たせしました。本編連載中からリクエストはあったんですが。
 若ドリ完結後にやって盛大な反応いただきました、短編の「インテルメッツォ」志波編も書きますよ!
 も、もちろん全年齢対応サイトなので肌色描写は控えめですが! ですがッ!! アダルトカポーなのでどうなるかはわかりません!!(笑)


 ◎あとがきにかえて

 いろいろと紆余曲折あった志波ドリですが、完結できて本当によかったです。
 志波ドリによせられるコメントは情熱的なのが多くて、毎日感動しながら読ませていただきました。ありがとうございました!
 今後も志波との話はちょこちょこ書く予定なので、おつきあいのほどよろしくお願いいたします。

 この後はいよいよ3年目突入となる佐伯ドリですね。
 そういえば、若ドリ・佐伯ドリは読んでるけど志波ドリは読んでないという方が結構多いです。またはその逆。やっぱり主人公ですよね(苦笑)。
 佐伯ドリも完結に向けてがんばります。


 それでは、また。
 ここまでお読みくださって本当にありがとうございました!

 07.8.18 管理人:HOLY