「うおお、クールビューティ速ぇぇ!!」
「ハードル跳んでるフォームもすっごく綺麗!」
「でも倒してるハードルの数も半端ねぇ!」
要は1位になりゃいいんだ、1位にっ!
44.3年目:体育祭 激走混合リレー編
「お帰りさん。ハードル競争が1位なら倒した数も1位です!」
「わかったからそこどいて若先生! 混合リレーまで少し休む!」
わー、と笑顔と拍手で出迎えてくれた若先生の肩を真横に払いのけて、私はがたがたとクラス席の椅子を並べて。
横倒しになった若先生なんか見向きもせずに、足を伸ばしてその上に腰掛けた。
「ひどいですさん……」
「いじけるヒマあるなら、のしんたち手伝って棒倒しの作戦でも考えてきたら」
「や、先生は西本さんのほうのお手伝いをしなきゃいけないようで」
「なんで若先生がはるひの手伝い?」
椅子に座ったまんま後ろを振り返る。
クラス席の後方では、棒倒しまで出場競技のない男子がのしんを中心にホワイトボードを真っ黒にして作戦会議中だった。
そういや、うちの女子チームどこいった?
混合リレーは海野が出ることになったから海野は男子の横でストレッチしてるけど、他の女子がいない。
「若先生、うちの女子どこいったの」
「なんでも棒倒し必勝アイテムを借りてくると言って、さっきみんなでぞろぞろでかけちゃいました」
「必勝アイテムって……あ、目つぶしに唐辛子粉とか、迎撃用に隠し武器とか?」
「さん、それはさすがにブ、ブーですよ?」
いや、あのE組のド変態にはそのくらいやったって大して堪えないような気がするけど。
「うちのポイント今いくつだっけ」
「1500と800、それとさんが出た女子110ハードルが1位とれたのでE組との差は15ポイントついてます。勝ってますよ」
「ふーん。混合リレーで1位とれば、棒倒しを待たずに勝ち決定か」
「いえいえ、あくまで目指すは優勝です。健闘しているとはいえ、出走妨害されたお陰で現在トップはI組ですから」
「あーちょい悪のクラス……」
そうだった。拉致犯人の挑戦状にうっかりしてたけど、そもそもの目的は体育祭の優勝だったんだ。
ちぇ、なんか思い出したらまた腹立ってきた。
そこにやってくる志波と佐伯と海野。
「さん、そろそろ時間だよ。出走ゲートの方に行こう?」
「もう? そっか。んじゃ若先生、行ってくるね」
「はいはいっ。B組俊足の4人組の出番ですね。先生めいっぱい応援しますから!」
若先生ののんきな笑顔に見送られて、私たちはクラス席をあとにする。
ちょっと先を佐伯と海野のふたりが並んで歩いて、その後ろを私と志波がついていく形で。
さっき1500走ったばかりのはずの志波はちっとも疲れた様子がなかった。
「こんなすぐに400走れるの?」
「ああ。普段走りこんでる距離より短いからな」
「ふーん……」
「それよりお前、気をつけろ」
「……なにを?」
「バトン。……左手」
「あ」
私はぴたりと歩みを止めた。
忘れてた。怒りが先にたってうっかりしてた。
「忘れてたのか?」
志波が呆れた表情で振り返る。
「バトンって、受け渡しどうやるんだっけ」
「右手で受け取って左手に持ち替えて走る……が主流か?」
「うう、右手だけで走ろう……」
左手に持ち替えでもしたら、絶対すっぽ抜ける。
やだな、こんなとこで左手が文字通り障害になるなんて。
試しに左手に力を込めて握ってみるけど、やっぱり力が入りきらない。
全力で腕を振ってたら確実にバトンを落とすだろう。
すると。
ぽん。
志波が近寄ってきて、私の頭を軽く手のひらで叩いた。
「心配すんな。……右手だけで走って来い。オレがちゃんとバトンを受け取るから」
「ん、そうする。頼りにしてる」
見上げた志波は、優しい顔してた。
「行くぞ。佐伯と海野が待ってる」
ぽんと私の背中を叩いて、志波は先を歩き出した。
混合リレーは各クラス代表選手を4名出して、一人400mを走るリレーだ。
一学年10クラス同時に走るわけにいかないから、半分ずつの5クラスずつ出走して、最終的にタイムで順位を決める方式。
とはいえ、B組はあのE組と同じ組だからいやがうえにも気合が入る。
うちの出走順は海野、佐伯、私、志波の順だ。
「第一走者、レーンに並んでください!」
体育祭実行委員の声に、海野が立ち上がった。
「あかり、リラックスしていけよ。あのメンツなら、お前なら楽勝で1位で戻ってこれるから」
「うん、ありがと瑛くん。がんばるね!」
にこっと佐伯に微笑みかけて、それから私と志波を振り返る海野。
「さん、がんばって1位で帰ってくるからね!」
「期待してる! がんばれ海野!」
「いつもどおりいけ。お前なら大丈夫だ」
「うん!」
B組に手渡された青いバトンを握り締めて、海野はスタートラインに並ぶ。
いよいよだ。
『引き続き、3年生前半クラスの男女混合400×4リレーを行います……』
放送局のアナウンスが入り、流れていたBGMが一度消される。
「位置についてぇ!」
ピストルを上空にむける体育教師。
「用ー意っ……」
海野が、大地を踏みしめる足に力を入れた。
パァン!!
乾いた空砲と共に、大音量でリレーの定番BGM「ランナー」が流れ始めた。
と同時に、各クラス席から大声援が沸き起こる!
「いっけぇあかりーっ! そんな奴らに負けんなーっ!!」
どれだけ離れたって、3−Bの応援は間近に聞こえるんだ、これが。
海野はいいスタートを切った。
インコース2列目。最初のカーブを曲がったところで、早くも先頭に出る。
「いいぞっ、あかり! そのまま行けーっ!」
いつもは人前で叫ぶなんてことをしない佐伯が立ち上がって声援を送る。
それは私も志波もそうだ。
「海野そのまま! 離してるよ!」
「いいペースだ! 崩すな!」
3コーナーに差し掛かったところで、佐伯は私と志波を振り返る。
「やるからには勝つ」
「「「それがオレ流」」」
「でしょ」
「だな」
「……なんだよ」
てっきりむっとするかと思ったけど、佐伯はにやっと笑って。
「リード広げてやる。、志波、あと頼んだぞ」
「佐伯こそしっかりね!」
「任せろ」
ごつ、と3人で拳を合わせてから、佐伯はレーンに立つ。
海野は最終ストレートに入った。そんなに離してるわけじゃないけど、でも確かに約束通りの1位で帰ってきた!
「あかりっ!」
佐伯が口に両手をあてて海野を呼び、右手を挙げて合図する。
海野も大きく頷いて、バトンの受け渡し態勢にはいって。
ゾーンに入った!
「あかりっ、よくやった! あとは任せろ!」
「瑛くんっ……きゃ!?」
ところが!
「あっ、海野!?」
海野が、バトン受け渡し直前で足をもつらせて、なんと転んでしまった!
弾みでバトンを落として飛ばしてしまう。佐伯は、ギリギリでゾーン内に踏みとどまった。
私は足元に転がってきた青いバトンを拾おうとして、
「だめだ! 走者以外がバトンにさわれば失格になる!」
志波に阻止されて。
海野が転げるようにバトンを拾いにきて、レーンに戻ろうとしたときにはすでに他のクラスの子はバトンを受け渡していた。
「瑛くん!」
海野が必死に腕を伸ばして佐伯にバトンを渡す。
佐伯は。
「……取り戻してやる!」
海野の顔をしっかりと見ながらバトンを受け取り、走り出した。
そのまま海野はへたりこんでしまう。
「海野っ、怪我は!?」
私と志波で海野を両脇から抱え込んでトラック内側にかつぎこんで。
ぼろぼろと涙をこぼしてる海野の両膝には、痛々しい擦り傷が出来ていた。
「痛い、海野」
「ごめんっ、ごめんなさいっ……リレー、絶対落とせないのにっ、私」
土の上にぺたんとへたりこんだまま、海野は両手で顔を覆って泣いてしまった。
どうしよう、なんて言葉をかければ。
人に優しくしたことなんて数えるほどしかない私には、適当な言葉が見つからない。
「海野」
バカみたいに名前を呼ぶことしかできない自分が腹立たしい。
と。
「海野、佐伯を見ろ」
志波が海野に声をかけた。
「ごめんなさいっ……ごめん、なさ……」
「っ、海野、佐伯を見ろ!」
「ちょ、志波っ! 乱暴にするな!」
志波が、海野の顔を覆っている腕を乱暴に引いた。
あまりの暴挙に私も声を荒げるけど。
志波は、海野の肩を掴んで、強引にトラックの方にむけた。
「佐伯がお前の分を挽回してる! もう二人抜いたんだ!」
「……えっ」
志波の言葉に、海野が涙に濡れた顔を上げた。
私もトラックを走る佐伯を見た。
いつも澄ましてる顔を必死の形相に歪めて、ただがむしゃらに腕を振って。
第3コーナー手前で、さらに前との距離を縮めてる。
「佐伯くんスゴイ!」
「いいぞ佐伯っ! 海野さんをカバーできてるぞっ!」
「すっげぇ……あんな必死な佐伯初めて見た」
観客席からもどよめきが起こるくらい、佐伯の走りは鬼気迫るものがあった。
「リレーはチームだ。お前が失敗したんなら、オレたちで取り戻せばいいだけの話だ」
「志波くん……」
ぶっきらぼうながらも気遣う志波に、海野が涙で濡れた顔を向ける。
志波、スゴイ。海野の涙を止めた。
いや、止めたのは佐伯もだ。
「」
海野の前にしゃがみこんだまま、志波は私を見た。
「……頼んだぞ」
「まかせとけっ!」
そして、私も。
海野の頭をくしゃくしゃと撫でて、私は立ち上がってレーンに入った。
1番にバトンを渡したのはにっくきE組。その次はA組。
そしてすぐに、佐伯がやってきた!
「佐伯っ、コッチ!」
右手を後ろに差し出して、私は走り出す。
「っ」
髪を振り乱して、私の名前を呼んだあと、佐伯はぎっと歯を噛み締めてラストスパート。
私の手にバトンを押し当てて。
「行けっ!」
「オッケー!!」
佐伯から受け取ったバトンを右手で力強く握り締め、私は前方を睨みつけ走った!
前を走るのは、確か二人とも陸上部の短距離選手。フォームもコツも、完璧だろうけど。
負けるかっ!! 午前中の鬱憤、いまこそ晴らしてくれるっ!
私は風を切った。
「すげぇぇ! クールビューティマジで速ぇ!」
先ほど佐伯にむけられていた声援が、私に向けられる。
第一コーナーから第二コーナーは1年生のクラス席。
「先輩っ! がんばれーっ!!」
「いっけー! マネージャーっ!!」
聞こえる声援は野球部後輩たちのもの。
続くストレートで、私は2位のA組を捉えた! 一気に抜き去る!
「先輩っ、すごいです! がんばれーっ!」
2年のクラス席前では天地の声が聞こえた。
第三コーナーから第四コーナーを抜け最後の直線に差し掛かったところで、E組代表選手と並んだ!
「いけーっーっ!! E組に負けんなーっ!」
「ちゃーん! ボクらここで応援しとるでーっ!」
「くん、がんばれ! B組全員が応援してるぞ!」
「っ、あと少しよ!」
「っ、走れぇぇ!」
「あとちょっとや! あとは志波やんがなんとかしてくれるて!」
「さんっ、もう少しですっ!」
「がんばれさんっ!」
「がんばれーっ、さーんっ、かっとばせーっ、さーんっ!」
B組クラス席からはひときわ大きい大声援。
いつの間にか戻ってきた女子たちも一緒になって応援してくれてた。
すごく、嬉しい。
人に期待されるって、こんなに。
そして今なら、その期待に応えられる!
バトンの受け渡しゾーンが近づく。
目の前には志波が手をあげて待っている。
その横にはE組のアンカー……ってうげぇぇぇっ!!
「……あっ、E組のアンカー、さっきのヤツじゃねぇか!」
「本当だ! 志波くんと一騎打ち!?」
「うおお、志波ぁ! 絶対負けんなーっ!!」
3−B、再び炎上!
そう、まぎれもなく志波の横に立っているE組の最終走者は、拉致実行犯にしてド変態のヤツだった。
今も何考えてんだかわかんない笑みを浮かべてこっちを見てる。
つか、こっち見んな!
「!」
志波が呼ぶ。
私は最後の力を込めて走った。
「志波っ……!」
「任せろ!」
B組とE組のバトンタッチは、ほぼ同時!
私は足にブレーキをかけて、佐伯と海野のもとに戻る。
「海野」
「さん……ありがとう」
「ん。あとは志波が1位とってくれるよ」
涙のあとが残る表情ながらも泣き止んでいた海野。
その背中をさすりながら、佐伯はトラックを見ていた。
「お、おいっ! アイツ速いぞ!」
「何言ってんの。志波だもん、当たり前じゃん」
「そうじゃなくてE組のヤツ! 志波と並んでるって!」
「……はぁ!?」
佐伯の驚愕の声に、私も慌ててトラックを見た。
見えた光景は、まさに佐伯の言うとおり。
志波の真横に、E組のアイツがぴったりとくらいついてちっとも差が開かない状態だった。
うそ。
「志波ぁ! 離せーっ!」
「がんばれ志波ーっ!!」
3−Bクラス席からも驚愕と戸惑いが混じった声援が飛ぶ。
なんだアイツ、なんなんだアイツ。
そんな実力あるんなら、拉致だ監禁だなんて卑怯な真似しないでポイント稼げばいいんじゃんっ!
私は立ち上がって仁王立ちになる。
「志波ぁ! そんなヤツに負けんなーっ!!」
第三コーナーを曲がり第四コーナー。
私のいるゴールに近づいてくる志波。E組のヤツとは全然差がつかない。ずっと並走状態だ。
そして、ラストの直線勝負に入る!
「志波くん、がんばれーっ!」
「E組にだけは負けたくねぇよ! 志波ぁ!」
3−Bも総立ちになって、目の前を駆け抜ける志波に声援を送る。
すると、なんとE組のアイツがラストスパートをかけて、志波の一歩前に出た!
目を見開く志波が見えた。
嘘だ。
「志波っ……」
いやだ、志波が負けるなんて。
そんなの。
私は、あらん限りの声を出して、叫んでいた。
「志波ぁぁっ、負けちゃやだぁぁ!!」
もう、すがるような思いで。
すると。
どうやらはね学女神の祝福は伊達ではなかったようで。
志波がきっと歯を食いしばったかと思ったら、最後の力を振り絞ってスパートをかけた!
「うわ!?」
E組のアイツが、ぎょっとしたように声を上げた。
また、並んだ!
「すげぇ志波!」
「あと少しだよっ、志波くん!」
佐伯と海野も立ち上がる。
あと、10m。
「…………!」
志波が、E組のアイツに何事か叫んだように見えた。
そして、そのままゴール!!
わぁぁぁぁ!
グラウンドが大歓声に包まれた。
私はゴールを駆け抜けた志波のもとに一目散に駆け寄った。
「志波っ」
よたよたと走りをやめた志波を両手で支えて、う、わ、ぎゃっ!
志波の足がかくんと折れて、倒れ掛かってきた。
さすがに志波の体重支えるだけの力はないって!
私は志波に押しつぶされそうになるのをふんばって阻止して、その場に二人でへたりこんだ。
志波は俯いたまま肩で荒く息をしてる。
「志波……大丈夫?」
声をかけるも乱れた呼吸はなかなか整わないみたいだ。
「……だ……」
「え、なに」
「……っちが……勝ったんだ……」
「ほとんど同時だったけど」
ゴールを振り返る。
そこでは体育祭委員と教頭が額をつき合わせて協議をしていた。
さすがに学校のお祭じゃ写真判定までは用意してないか。
「まだ協議してる」
「……」
志波は深呼吸する。
「……お前」
「なに」
呼ばれて志波をふたたび振り向けば、志波は疲れた様子ながらも眉尻を下げて苦笑していた。
「あんな声、出すな……」
「は? あんな声って」
「……負けちゃやだって、ガキか」
「ううううるさいっ!!」
「……ははっ」
何を言い出すかと思えば揚げ足とりかっ!!
顔が火照るのを感じながら、私はそっぽを向く。
と、協議が終わったみたいだ。
前半クラス終了時のランキングとして、タイムが掲示板に記入されていく。
……あ。
「同着だ! 志波っ、同着だった!」
B組とE組は全く同じタイムが記入された。
タイム自体も好タイムだ。これだけ挽回できたら、きっと海野も元気になる。
でも志波は、ちっと舌打ちした。
「同着か……」
「いいじゃん。1位に変わんないよ」
「アイツには負けたくなかった」
志波はE組の集まりのほうを睨みつける。
そこには、アイツを中心に歓喜の声を上げてる4人組。
すると志波の視線に気づいたのか、アイツがちらりとこっちを見た。
私はすぐに視線を逸らす。見たくない。極力見たくない。
「」
「なに?」
アイツを見てる暇があるなら志波を見ていたい。
呼ばれて志波を見上げれば。
「棒倒しで決着つけてやる。……誰にも渡さねぇ」
「ん。なんか女子チームも棒倒し必勝アイテム集めてるって言ってたし大丈夫だよ」
「……そうか」
なぜか残念そうにため息をつく志波。
「どうかした、志波」
「……いや。そろそろ戻るか。海野は泣き止んだか?」
「佐伯がついてたから大丈夫みたい」
志波が私の肩に手を置いて立ち上がる。
そして、私の右腕を掴んで引っ張り上げた。
「決着は最終戦だな」
「うん。とりあえず乱闘騒ぎにもってってくれたら参加するから」
「……それはやめとけ」
志波と一緒に、遠巻きに待っていた佐伯と海野のもとへと合流する。
そして4人一緒に3−Bに凱旋すれば、クラスメイトは全員が諸手を挙げて迎えてくれた。
みんな私たちを口々に称えてくれて、海野のことも労ってた。
絶対負けたくないって、改めて思う。
後半クラスのリレーも終わって、結果は変わらず1位をキープ!
I組が4位という結果に終わったから、棒倒しで優勝すれば総合優勝も狙えるポイントを獲得!
「いいかお前ら! 正念場だぞ! 気合入れてくぞっ!」
「「「おおおっ!」」」
「女子は男子のサポートに徹するで! 男子は思う存分暴れてきや!」
「「「おおおっ!」」」
「先生わくわくしてます。こんな楽しい体育祭初めてです! 3−B、優勝目指してファイト、オーです!」
「「「おおおおおおっ!!」」」
のしんとはるひと若先生の気合入れに、拳を振り上げて応えるクラスメイトたち。
さぁ最終戦、いよいよ棒倒しだ!
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