「ええと、みなさん聞いてくださーい。今週の日曜日、課外授業を行おうと思うんですけど、どうでしょう?」
3学期が始まってすぐの週。若王子先生の課外授業の連絡が久しぶりにあった。
まぁ、参加表明はいつものとおり。
まず、私や他の真面目な生徒がぱらぱらと手を挙げて。
その後に佐伯くんがゆっくりと手を挙げると、一斉に女子が手を挙げ始めるっていう。
今年もはね学プリンスは大変そうだ。
42.第2回課外授業:植物園
木枯らし吹きすさぶ森林公園はなんというかものすごく寂しい感じ。
人もまばらだから余計そう思うのかな。
私は集合場所に指定された場所で、缶のミルクティをすすりながら震えていた。
……時間30分も間違えてしまったのは内緒デス……。
ううう寒い! 風邪引いちゃいそう!
「どこかお店に入りたいけど……」
植物園の開く時間じゃ、喫茶店が開くにはまだ早いんだよね。
公園通りのお店もほとんどが開店準備中だったし。
私は両手でミルクティの缶を握り締めて、地団駄踏むようにちょこまかと足を動かして動き回って。
少しでも寒さを緩和させようと必死だった。
と、そこへ聞きなれた声が。
「パワーアップするのか?」
「ああ、パワーアップだ」
「そうか、パワーアップか……」
およ。
今のって、もしかして。
きょろきょろと周りを見渡してみれば、茂みひとつ挟んだ並木道の方にひょこんと背の高い男の子と、それよりちょこっとだけ背の低い男の子。
うわー、めずらしい組み合わせ。
「おーい志波っちょ、ヒカミッチー」
声をかけながら近寄れば、二人ともこっちを振り向いてくれた。
私は自分の腰ほどの茂みをよいしょと乗り越えて、二人のもとに辿り着く。
「やぁくん。偶然だな。しかし、公園内の緑地帯に踏み入るのは感心しないな」
「ごめんごめん。何してるの? 珍しい組み合わせだよね?」
「ああ。たまたま僕が散歩に来たところ、トレーニング中の志波くんと出会ってね。もっと効率よく体を鍛えるにはどうすればいいか、という質問を受けたんだよ」
「へぇぇ。寒いのにがんばるね志波っちょ」
見れば志波っちょはこの寒い中ジャージ姿で、対するヒカミッチは緑のコート姿で片手にはハードカバーの本。
ほんと偶然に出会ったみたい。
うわー、でもほんとにこの二人が並んでるのってすっごい違和感。
はね学代表ブレーンとはね学代表アスリート、ってとこ?
「お前はどうしたんだ? こんな早くに」
「今日2−Bの課外授業の日なんだよ。そこの植物園で。……で、ちょっと集合時間間違えて早く来すぎちゃったんだ」
「2−Bというと若王子先生のクラスだね? そうか……そういえばくん、若王子先生のクラスの課外授業は、部外者も飛び入り参加できると聞いたことがあるんだけど本当かい?」
「うん。前にやったときはハリーが来たよ」
「そうか……」
あれ?
私の言葉にヒカミッチも志波っちょもそれぞれなにやら考え込む仕草をとる。
「若王子先生の課外授業は興味があるな。僕が参加することも可能だろうか?」
「ああ、オレも興味ある」
「うわ志波っちょまで? 多分大丈夫だと思うけど」
な、なんか意外かも。
勤勉なヒカミッチが課外授業参加したいっていうのは解るんだけど、志波っちょはどっちかっていうと普段の授業だってサボってるみたいだし、こういうの興味ないのかと思い込んでた。
あーでもそっか。志波っちょって若王子先生のこと尊敬してるんだよね、すっごく。
なるほどなるほど。
「きっと意欲のある生徒の参加は大歓迎だと思うよ。あっちの集合場所で一緒に待ってよう!」
「ああ」
「そうしようか」
というわけで、集合時間を間違えてしまったもののヒカミッチと志波っちょを無事ゲットしまして(ちょっと違うかも)、私は時間まで退屈することなくみんなを待つことが出来たのでした。
そんなこんなで30分が経ち。
いつものようにやって来た佐伯くんは、挨拶するまもなく女子に取り囲まれて、男子は他クラス参加の志波っちょとヒカミッチを遠巻きにしながら見てて。
一番最後にやってきたのは若王子先生だった。
「若王子先生遅いです! 寒いです!」
「やや、すいませんみなさん。出掛けに猫が」
「……猫?」
志波っちょが怪訝そうな顔をすると、若王子先生はにっこり笑って誤魔化した。
「いえなんでも。やや、今日の飛び入りは氷上くんと志波くんですか?」
「はい。よろしくお願いします!」
「先生向学心の強い生徒はいつだって受け入れちゃいます。こちらこそよろしく、氷上くん」
若王子先生はぐるりとみんなを見回しながら点呼を取って、窓口に団体受付をしにいって。
「それでは早く入りましょう! 南国気分で真冬の寒さも吹き飛ばせ! です!」
「「「おーっ」」」
若王子先生のちょっとズレた時代感覚にも、うちのクラスメイトたちは律儀に答えてあげるんだよね。
優しいなぁ、なんて感想はちょっと違うかもしれないけど。
寒さに耐え切れない男子と若サマ親衛隊の女子が若王子先生とともに植物園の中に入っていく。意欲的なヒカミッチも先頭集団だ。
その次は佐伯くんと女子の軍団。
愛想笑いを貼り付けた佐伯くんはスマートに会話をさばきながら、ちらりと私の方を見て。
オッス
あ。前にもやった口パク挨拶。
私も敬礼ポーズをとって、オッスと笑顔で答えてみせる。
すると隣の志波っちょが噴出した。
「どうしたの?」
「いや。佐伯も気の毒だな、って思った」
「えええ? 志波っちょそれどういう意味? 佐伯くんが私と友達やってたら可哀想ってこと??」
「なんでそうなる。……鈍感」
「え?」
「……佐伯も大変だな」
ククッと喉の奥で笑いながら、志波っちょは植物園の中に入っていった。
ええ〜、なんなんだろ……。
植物園の中は外とはうってかわってぽっかぽか! ……若干湿度の高さが気になったけど、寒いよりはずっとマシ!
若王子先生に引き連れられて来たのは南国の植物コーナー。
そりゃあったかいはずだよね。
「南国の植物というと、何を思い出しますか?」
「バナナ」
「マンゴーです!」
「パイナップル?」
「やや、みなさんもしかしてお腹すいてますか?」
首を傾げる若王子先生に、みんなどっと沸く。
そこにコホンと咳払いして割って入ったのがヒカミッチだ。
くいっと眼鏡を持ち上げて。
「南国の植物というとヤシが代表格と思います。日本で自生したり街路樹として用いられるのはフェニックスと呼ばれるカナリーヤシが有名でしょう。また、熱帯の植物の花は大輪で色鮮やかなものが多い。これはハイビスカスに代表されるのではないでしょうか」
「氷上くん、お見事です。優等生に拍手ー!」
おおーっ
ヒカミッチの完璧な回答に、みんな拍手喝采。
すごいなぁヒカミッチ。学校の勉強だけじゃなくて、こういうことも知ってるんだ。
「はいはい、みなさん注目してくださーい。ここにあるのはみんな熱帯の植物ばかりです。日本の道端には自生していないものばかりなので、この際思いっきり観察しちゃいましょう。あとで感想言ってもらいますからね? では一時解散!」
はーい。
ふふ、まるで小学生の返事みたいにみんなで声を揃えて返事して。
若王子先生と佐伯くんは早速女子に囲まれてどっか消えちゃって、残った生徒は思い思いに植物を観察し始める。
「さてと。私はどこから見ようかなぁ」
「氷上、」
「なんだい志波くん」
ぐーっと伸びをしながら回りをきょろきょろ見てたら、とんとんと志波っちょに肩を叩かれた。
一緒に呼ばれたヒカミッチも志波っちょを見上げると、志波っちょは眠たそうな目をしてある1点を指した。
私とヒカミッチが志波っちょの指の先を見ると。
『真冬に南国体験! 植物園で取れた南国の果物試食会実施中!』
温室の壁にぴらりと貼られた1枚のチラシ。
「……」
「……」
「……志波っちょ、お腹すいてるんだ?」
「走りこみして腹減った」
「そ、そうか……確かに、運動後の糖分補給は重要だけれども……」
「うん……じゃあ行ってみよっか……」
「ああ」
なんとも志波っちょらしい選択に、私とヒカミッチは半ば呆れつつもそのチラシが案内する試食コーナーへと足を向けたのでした。
入って早々試食コーナーに直行するのもなぁ、なんて思ってたけど。
たどりついたそこには、すでに男子が数名いて……って、例の枕投げ発案部隊の3人じゃない。
もう夢中でぱくぱくと爪楊枝で用意された果物をつまんでる。
あはは、男の子の考えることってこんなものなのかな。
「君たち、若王子先生がおっしゃっていたのは観察だろう? そんなに試食に夢中になってていいのか?」
「なんだよ氷上。お前だって食いに来たんだろ?」
「このスターフルーツってヤツ結構うまいぞ! ほら、お前果物好きなんじゃねぇ?」
「好き好き! 食べるー!」
「正式名称はゴレンシというんだ、それは。水分と食物繊維とビタミンが豊富だから、腸内環境を整えるのにいい果物だね」
「へぇ……」
3人に誘われて、私と志波っちょも手を伸ばす。
そこに用意されてたのは、スターフルーツとマンゴー、パパイヤ、バナナ、それからアセロラの実。
ヒカミッチは「衛生管理は大丈夫なのか……?」とかぶつぶつ呟いててなかなか手を出さないけど。
勧められたスターフルーツを口に含む。
途端に口いっぱいに広がる甘酸っぱい香り。
「おいしい! うわぁ、初めて食べたけどおいしいね!」
「ああ。結構イケル」
「だろ? あ、でも最初にアセロラ食ったほうがよかったかもな」
「そのアセロラかなり酸っぱかった! 食べるときは要注意だぞ!」
なんかもう、ヒカミッチを覗く5人は花より団子。
ぱくぱくと調子に乗って食べてたら、用意された分量の半分がなくなってた。
うわわ、これはさすがにマズイよね。
「あーうまかった……アッチで直販やってるみたいだから帰り買って帰るかな」
「あはは、もうすっかり観光気分だよね」
「若ちゃんの課外授業って押し付けがましくないから楽しいんだよな」
「……君たち、今ので一体何を学んだと言うんだ?」
「ほら、熱帯の果物の生態。皿の前に説明書きあるじゃん。オレたちだって無駄に食ってるだけじゃねぇって氷上〜」
「だな」
少々憮然とした表情のヒカミッチに、3人組と志波っちょはタッグを組んで対抗。
それにしても、割と時間がたってるのに他のみんなは試食コーナーに来ない。
みんな真面目に植物園内観察してるのかな。
「そういやは佐伯と一緒にまわらないでいいの?」
「え? まわらないでいいのって……なんで?」
「だってさ、って佐伯の友達なんだろ? 数少ない」
「うっ……佐伯くんの前で数少ないなんて言ったらチョップされるよ、きっと……」
3人組は他を観察する気はないらしく、白い目でこっちを見ながら試食品の補充をしてる係りの人を見ながら室内をうろうろ。
唐突に何を言い出すかと思えば。
私はぽりぽりと頭をかく。
「そうだけど、今は女の子に囲まれてるし友達と回るどころじゃないよきっと。大変だよね、佐伯くん」
「大変だよね、って。他人事だなー……」
なー、と3人組は顔を見合わせる。
すると、なんとその3人組に志波っちょとヒカミッチまでもが合流して。
え? なんですか、これ。
「オレ、課外授業にが手ぇ挙げたから佐伯も来たんだと思ってた」
「あ、やっぱそう思うよな? オレもオレも。そう思ってた」
「くんが手を挙げてから、佐伯くんも挙手した、ということかい?」
「そうそう。やっぱ佐伯にとってって特別なんだろうなーって」
「だな。……佐伯が気の毒で仕方ねぇ」
「「「だよなー」」」
「僕もそう思う」
って、なにそれなにそれ。
いきなり私と佐伯くんのことで討論しだした5人に戸惑う私。
うわわ、なんかみんな私と佐伯くんの関係誤解してない?
「ちょ、ちょっとみんな。私と佐伯くんは友達だよ! いっつも女子に囲まれて気を遣ってなきゃいけない佐伯くんが、息抜き出来る友達がいないと課外授業参加したくないって思っても仕方ないじゃない」
「そう思ってるの、だけだったりしてな」
邪気のない顔して私を見る3人組のひとりが、眉尻を下げた。
「さぁ。『いい人』って友人知人のときは最高だけど、それ以外の時は案外残酷だと思うよ?」
「え」
「……まぁ、お前の場合はいい人っつーより」
「鈍感」
「……だよなー?」
あははと苦笑してる3人組と志波っちょ。
な、なんだよう……志波っちょも普段無口のくせにこの3人組と仲良くしちゃってっ。
「くん」
「ヒカミッチ……」
むぅぅと眉根を寄せて口をとがらせていたら、ヒカミッチが眼鏡をずりあげながら声をかけてきた。
「一度佐伯くんのことをよく見てみたらどうだい? 以前とは何か違うところがあるって、気づけるかもしれない」
「えぇ?」
佐伯くんを観察するの?
っていうか、以前とは違うところ?
そんなとこあるの? っていうか、みんなは佐伯くんが以前とは違うって思ってるの?
うーん……。
謎かけのようなことを言われて、私はさらに眉間の皺を深くするのでした。
「はい。じゃあ、今日はこれで解散です。みなさん、また学校で」
「先生さよならー」
「若サマまたねー」
そんなこんなで本日の課外授業は終了。
試食会のあと、私はそのまま志波っちょ、ヒカミッチ、それから3人組の6人で園内をちょろちょろと観察して回って。
お昼の少し手前で、解散となった。
「志波っちょとヒカミッチはどうするの?」
「オレはこのままトレーニングに戻る」
「僕も、本当は博物館に行く予定だったから直行するよ」
「そっか。じゃあ二人とも、また明日、学校でね!」
私は並木道のところで志波っちょとヒカミッチの二人と別れて、そのまま帰路についた。
さぁて。休日の午後はこれからだし、私もどこか行こうかな?
と思ったとき、携帯がなった。
佐伯くんからだ。
「もしもーし」
『もしもし? あ、オレ。今大丈夫か?』
「うん、一人だよ。佐伯くん、今日もお疲れ様!」
『まったくだ……。なぁ、まだ公園の中にいるんだろ? メシ食ってかないか?』
「いいよ! 行く行く!」
『そっか。じゃあ公園通りの……』
佐伯くんが提案してきたお店は私も行ったことがある。どうやら佐伯くんはお店の前にもういるみたい。
私は携帯を切って、指定されたお店まで駆けて行った。
そこはパスタランチを出してる最近話題の喫茶店。
古い木目調の店内に、廃材を利用した模型が天井に飾られた雰囲気あるこじんまりとしたお店だ。
私がお店の中に入ってきょろきょろしてると、2階席から佐伯くんが手を振ってくれた。
「おまたせ!」
「まぁな。もうちょっと可愛く言ったら許す」
「えぇ〜……遅れてごめんね? 許してっ」
「及第点」
「き、きびしいなぁ……」
がっくりと肩を落とす私に、佐伯くんはははっと笑った。
今日の佐伯くんは、ピーコックブルーのカットソー姿。あ、修学旅行で買ったあのネックレスしてくれてる。
外で見たときは襟と袖口にファーのついた厚手のジャケット着てたんだよね。
私もコートを脱いで、椅子の背にかけた。
すると、佐伯くんが頬杖ついてメニューを見ていた視線を私にずらす。
「それ、流行ってるな」
「うん。エンパイアワンピでしょ? 流行色最後の一枚ゲットできたんだ!」
「そう。最近よく見るけど、いいな、間近で見ると」
「そりゃモデルがいいから〜」
「……『えっ?』」
「ひどっ! そういうわざとらしく聞き返すのって傷つく〜っ!」
むぅと頬を膨らませて、私はメニューに視線を落とした。
佐伯くんが店員さんを呼んでくれて、注文を済ませて。
お冷をひとくち。うあ、冷たいっ。
「さ、今日植物園のどこにいた? 全然会わなかったよな」
「そうだね。ほとんど試食コーナーでだべってたからかなぁ……」
「そんなとこあったっけ?」
「あったんだよ。志波っちょが見つけて、ヒカミッチと3人で行ってきたの」
「一人だけおいしい思いしやがって」
「え、えーとぉ……おとうさん、お疲れ様です」
「うむ、労え」
両手をテーブルについて、ははーとひれ伏しちゃったりして。
その時、不意にヒカミッチの言葉を思い出す。
『一度佐伯くんのことをよく見てみたらどうだい? 以前とは何か違うところがあるって、気づけるかもしれない』
……あれ、どういう意味だったんだろ?
「で、試食コーナーってなにがあったんだ?」
「え? あ、うん。マンゴーとパパイヤと……あ、そうだ。おいしかったからお土産買ってきたんだよ。佐伯くんにも1個あげるね」
尋ねられて我に返って。
私はビニール袋の中からスターフルーツを1個取り出す。
「あ、これ知ってる。なんだっけ……」
「スターフルーツって言うんだって。ヒカミッチに正式名称教えてもらったけど、忘れちゃった」
「今さっき教えてもらったばかりなのにもう忘れたのかよっ。でも知ってる。トロピカルカレー作るときの材料候補にあったな、そういえば」
佐伯くんは興味深そうにスターフルーツを手にとって眺める。
その佐伯くんを私はじーっと見つめた。
以前とは違うところ?
みんな気づいてるのに、近くで一緒に働いてる私が気づいてないのってクヤシイなぁ……。
うーん、なんなんだろ。
「あ、思い出した。ゴレンシだろ? なんか特撮戦隊ものっぽい名前だったって印象だったから」
うーんうーん……違うところなんてある?
どこをどう見たって、佐伯くんは佐伯くんだよ?
「こら、お前聞いてる……ん?」
結論。
佐伯くんは今までどおりにカッコいい。
……それ以外になにがあるのかわかんないよー!
「な、なぁ……あんまり見んなよ。バカップルみたいに見えるぞ?」
「……え? なにが? なんか言った?」
「…………」
あれ。
佐伯くんの眉が一気に吊り上っ、
ずべしっ!!
「いったぁい! なに!? いきなりなんでーっ!?」
「ウルサイっ!」
い、痛かったっ! 久しぶりに痛烈なチョップだったっ!
私は頭を押さえてじんわり涙を浮かべるものの、佐伯くんは顔を真っ赤にしてお怒りモード。
な、なんでぇぇ……。
もうっ、やっぱりなんにも変わってないよっ!
佐伯くんは、今も昔も気難しいチョップ魔人だっ!
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